DOOHとは?意味や活用事例をわかりやすく解説
2024.03.19 | 導入事例, 広告・集客, 案内・展示
近年、新たな宣伝広告やマーケティングの手法として、DOOHに注目が集まっています。DOOHにはさまざまなメリットがあることから、実際にDOOHを用いた宣伝やPRなどを行っているケースも多く見られます。
今回はそんなDOOTHの概要とメリット、DOOTHの主な活用事例、サービス事例をご紹介します。
DOOH(Digital Out of Home)とは?概要を紹介
DOOHの基礎知識と主な種類について解説します。
DOOHとはデジタル屋外広告のこと
DOOHとはDigital Out of Homeの略称です。Out of Home(OOH)とは家庭以外の場に掲示されている広告メディアの総称なので、直訳すると「デジタル屋外広告」となります。
例えば、駅やバス停、空港などの公共交通機関に設置されているデジタル式のインフォメーションや、ファッションビルの外壁に掲げられている街頭ビジョン、店舗の陳列棚などに設置されている小型ディスプレイなどがDOOHに該当します。
DOOHの特徴は、デジタルデータで美しい映像を流せることと、データ連携することで表示内容をリアルタイムに変化させられるところです。従来のOOHとは異なり、ニーズや目的に合わせて表示内容を切り替えられることから、手間やコストをかけずに魅力的な宣伝広告を掲載できる媒体として注目されています。
OOH自体は昔からある宣伝、マーケティング手法ですが、新型コロナウイルス感染拡大を機に広告出稿が激減。緊急事態宣言が解除され、新型コロナウイルスが第5類に移行した現在はOOH市場も回復傾向にありますが、その際にOOHの在り方も見直され、DOOHを導入する企業が増えたと言われています。
2種類のDOOHについて紹介
DOOHの種類は大きく分けるとダイナミックとプログラマティックの2種類があります。
ダイナミックDOOHとは、ディスプレイに搭載されたセンサーやカメラ、IoT技術などを活用することで外部の状況を取り込み、それを表示内容に反映させられるDOOHのことです。例えば、そのときの天気に合わせて情報を変更したり、周辺を歩いている人(ターゲット)の性別や年齢に適した内容に切り替えたりすることが可能です。
一方のプログラマティックDOOHは、時間帯や場所ごとに広告を自動配信できるDOOHのことです。広告を流したい企業は、特定の場所にあるDOOHの広告枠を時間帯ごとに購入し、広告を配信する仕組みになっています。広告は時間帯ごとに自動で切り替わるため、配信側がいちいち手動で切り替える必要がないところが特徴です。
注目が集まるDOOHのメリット
DOOHの主なメリットは大きく分けて3つあります。
リアルタイムな情報を提供できる
DOOHを利用すれば、周辺状況やターゲットの属性などに応じて適切な情報をリアルタイムで配信できます。ターゲットにマッチした情報を配信すれば、ユーザーの満足度が上がり、印象にも残りやすくなります。
シチュエーションに合わせた内容を表示できる
あらかじめDOOHの配信パターンを設定しておけば、状況に応じて表示内容を変更することができます。広告のマッチングが高まるのはもちろん、配信側も手動で切り替える手間を省けるところが利点です。
目に留まりやすい
DOOHは映像や音などを流すことができるため、静止画像やテキストだけのOOHに比べると目に留まりやすいという特徴があります。表現方法も多彩で、アイデアや魅力に溢れた広告を配信すればSNSなどでの拡散も期待できます。
DOOHの活用事例・サービス事例
DOOHを実際に活用した事例には以下のようなものがあります。
• 街の大型ビジョン
• 交通系情報の発信
• 移動広告
ファッションビルの外壁や駅構内の上部、あるいは外壁などに大型のディスプレイを設置すれば、遠目からでも宣伝広告を目にすることができるため、不特定多数の人にPRを行えます。
海外では、ビーコンやそのときの気象データなどを活用し、ディスプレイ上空に飛行機が現れたときにだけ特別な映像データを流すという画期的なアイデアが採用されたケースもあります。
また、駅やバス停、空港など公共交通機関の各所に当該交通の情報案内を表示するという事例もあります。ディスプレイを見れば運行状況などを一目でチェックできるため、交通案内の手間と人員を省くことが可能です。
他にも、タクシーやトラック、バスなどの車内に小型のデジタルサイネージを設置し、乗客や周辺の人々に効率よく宣伝する事例も見受けられます。
DOOHはより効果的なPRを行いたいときに活躍する新しい宣伝手法
DOOHはデジタルデータやインターネットなどの技術を駆使することで、従来のOOHよりもさらに便利に、かつ魅力的な宣伝を配信できる画期的な手法です。
人目を惹く美しい映像を流せるのはもちろん、周辺状況やターゲットの属性に適した広告を自動で配信することも可能なので、ユーザーの満足度も高く、注目されやすい傾向にあります。アイデア溢れる宣伝の場合はSNSなどで拡散されることもあるため、その場にいない人へのPRも期待できます。
DOOHで用いるディスプレイはサイズや機能のバリエーションが豊富なので、ニーズや目的に適した製品を選ぶようにしましょう。
SamsungではDOOHに最適な屋外向けデジタルサイネージをラインナップしています。ロケーションや要望に応じて適切なディスプレイの提案もいたしますので、DOOHの導入を検討されている方はお気軽にご相談ください。