Samsung Smart Signage│サムスン スマート サイネージ

輝度の目安は?デジタルサイネージの輝度を選ぶときのポイントを徹底解説

2024.02.07 | 利便性向上, 広告・集客, 案内・展示


デジタルサイネージのディスプレイを選ぶ際は、必ず輝度(ディスプレイ画面の明るさの単位)を確認する必要があります。輝度の選び方を誤ると、画面が見づらいなどの不満が出やすくなるので、ディスプレイの輝度をよく理解し、適切な製品を選ぶことが大切です。

今回は輝度に関する基礎知識や輝度の目安、デジタルサイネージの輝度を選ぶ際のポイントについて解説します。

明るさを示す輝度とは?

デジタルサイネージディスプレイを選ぶ際の基準となる輝度の概要について説明します。
 

輝度の意味や単位

輝度とは、ディスプレイ画面の明るさを表す単位のことです。単位はcd/㎡(カンデラ/平方メートル)やnit(ニット)で表記され、数値が高いほど画面が明るくなります。カンデラは光源から放射される光の強さを表す「光度」の単位なので、しばしば混同されがちですが、輝度は光源を見たときのまぶしさを表す単位であり、カンデラを平方メートルで割ることで算出できます。
 

輝度を選ぶときの注意点

ディスプレイの輝度は、高ければ高いほど明るくなって見やすいのでは?と思われるかもしれません。しかし、輝度が高すぎると場所によっては明るくなりすぎてしまい、画面が見にくくなったり、眩しくて目が疲れたりする原因になります。

そのため、輝度を選ぶ際は設置する場所そのものの明るさや、ディスプレイまでの距離など、さまざまな観点を踏まえて検討する必要があります。

輝度の目安はどのくらい?

身近で利用するディスプレイには、パソコンやスマートフォン、家庭用テレビなどがあります。ここではそれぞれの輝度の目安について説明します。
 

パソコンモニターの輝度の目安

パソコンモニターは至近距離で、かつ長時間利用することが多い傾向にあります。輝度を高くしすぎると眼精疲労を起こしやすくなるので、100~150cd/㎡前後が適切な輝度とされています。
 

スマートフォンの輝度の目安

スマートフォンはパソコンモニター以上に至近距離で使用するものですが、モニターに比べると面積が小さいため、同じくらい輝度を下げると画面が見にくくなる可能性があります。

そのため、スマートフォンの輝度はパソコンモニターよりもやや高めの150~160cd/㎡がおおよその目安とされています。
 

家庭用テレビの輝度の目安

家庭用テレビは、パソコンモニターやスマートフォンに比べると距離が開く上、テキストよりも映像が重視されます。

以上の点から、家庭用テレビの輝度は350~500cd/㎡前後が目安とされています。

デジタルサイネージの輝度を選ぶときのポイント

輝度の目安は?デジタルサイネージの輝度を選ぶときのポイントを徹底解説
デジタルサイネージディスプレイの輝度を選ぶ際は、屋内か屋外か、照明や直射日光がどのくらい当たるか、などを基準にします。

ここでは一例として、Samsungのデジタルサイネージごとの輝度の選び方を説明します。
 

屋内モデル Standalone

屋内モデルは、駅構内や商業施設内、店舗内など、屋内での使用を前提としたモデルのことです。屋内モデルといっても、設置する場所の環境によっておすすめの輝度は異なります。ムードや演出の一環として照明をやや落としている屋内の場合は、350cd/㎡程度の輝度があれば十分です。

一方、日差しが差し込む屋内では、画面の輝度をやや高くしないと画面が見づらくなるため、700cd/㎡が目安となります。通常であればその中間である500cd/㎡を選べば安心して利用できます。SamsungのStandaloneはスリムかつフラットなディスプレイで、設置方向も縦横自在です。どんな空間にも違和感なく溶け込むので、デジタルサイネージを屋内で活用したい場合はぜひご検討ください。

なお、より迫力のある映像を実現したい場合は、極薄ベゼルでつなぎ目が目立ちにくいVideo Wallの導入がおすすめです。
 

ショーウィンドウ向け SemiOutdoor

屋内でも、窓際やショーウィンドウなど直射日光が当たる場所に設置するのなら、ショーウィンドウ向け SemiOutdoorの設置がおすすめです。直射日光が当たる場所にデジタルサイネージを設置する場合、輝度を高くしないと日光の影響で画面が見づらくなり、訴求力が落ちてしまう可能性があります。

SamsungのSemiOutdoorなら、屋内タイプでありながら輝度が3,000~4,000cd/㎡もある高輝度モデルなので、窓際やショーウィンドウに設置してもきれいな映像美を配信することができます。しかも輝度は周囲の明るさに応じて自動で調節できる仕組みになっているので、いちいち手動でコントロールする必要はありません。高輝度モデルながら機体自体はスリムなので、奥行きのないショーウィンドウなどにも無理なく設置可能です。
 

屋外モデル Outdoor

スタジアムや街頭など、直射日光が当たる屋外に設置する場合は、2,500~3,500cd/㎡の高輝度モデルOutdoorの利用がおすすめです。屋外では最低でも1,500cd/㎡の輝度がないと太陽の明るさに負けてしまい、画面がほとんど見えなくなってしまうことがあります。

Outdoorモデルなら、3,500cd/㎡の高輝度で鮮明な映像を配信できるため、晴れた日中でも美しい演出を披露できます。輝度自動調整機能も搭載されているので、日が落ちたときでも眩しくなりすぎず、適切な輝度をキープすることが可能です。

また、屋外ということで防塵防水、耐衝撃にも優れており、場所を選ばず設置できるのも利点です。温度変化にも強いため、屋外にデジタルサイネージを設置したいという場合はOutdoorモデルの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

Samsungデジタルサイネージなら場所に合わせてモデルを選べる

今回はデジタルサイネージディスプレイを選ぶ重要な基準となる輝度についてご紹介させていただきました。デジタルサイネージは、ディスプレイまでの距離や周囲の環境に応じて適切な輝度を選ぶ必要があります。

Samsungのデジタルサイネージは、設置するロケーションに合わせて屋内モデルやショーウィンドウ向けモデル、屋外モデルなど多彩なモデルをご用意しています。用途や目的に応じたディスプレイ選びをサポートさせていただきますので、製品選びでご不明な点がありましたらお気軽にご連絡ください。

関連記事一覧